自転車に関する道交法の新たな改正と施行


本年6月に道交法改正が国会で決まり、自転車についてもいくつかの改正があり、
施行がまもなくと言うことで、気になりましたので調べてみました。

「道路交通法」は、全ての道路利用者に対しての法律で、
第一章 総則(第一条-第九条)から始まり、
第九章 反則行為に関する処理手続きの特例(第百二十五条-第百三十二条)
のように第一~百三十二条の条文と、法改正の度に付け加えられる付則がある。

この法律の目的は第一条に書かれています。
「道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、
及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする。」

「道交法を特に気にする、勉強をした。」という人って、
法律に携わる人以外は、主に自動車運転免許取得者や
道路や自動車関係の仕事に携わる方々なのかな?
一般的に、こんなに細かく規定されてるなんて知らないほうが多いでしょ。
専門家じゃないと条文を読み解くのって結構大変だもんね。

道交法改正?そんなの知らない。関係ない。じゃ済まされない・・・
(知ってる?法律って「公示」ってのがあって、自分から積極的に知らないといけないらしい)

2011.3.11以降に急増した自転車利用者やスポーツタイプ車。
ニュースにも結構取り上げられるようになりました。
事故、無謀運転、危険車両等々・・・。

道交法の「目的」を達成させるために法改正され、以下のことが始まります。

6ヶ月以内に施行(H25.12.13までに)
自転車が通行できる路側帯は道路左側のみ
車両は左側通行、歩行者は右側通行の原則に基づくことを厳格化したのかな。
「路側帯内での自転車同士の事故防止のため、自転車が通行できる路側帯は、
道路左側に設けられた路側帯のみが通行可能」だそうです。

本来からある条文では、
第十七条ノ二第2項「軽車両は、歩行者の通行を妨げないような速度と方法で進行しなければならない」
これに違反すれば、第百二十一条第一項第五号「2万円以下の罰金または科料を処する。」なのだが、

もしかすると今後は、第八条(通行の禁止等)の違反となり、
第百十九条第一項第一号の二「3月以下の懲役または5万円以下の罰金に処する。」可能性もあるらしい。

ブレーキの効かない自転車の運転を禁止
ピストタイプだけじゃありません、「ブレーキの効かない自転車」全般です。
自転車のブレーキが効かない恐れがある場合、警察官はその場で停止させて検査ができるようになり、
整備不良自転車と認められ応急整備のできない自転車は、その場で運転の継続が禁止」だそうです。

道路交通法施行規則の(制動装置)から、
第九条ノ三第一項 前車輪及び後車輪を制動すること。
第九条ノ三第二項 乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が十キロメートル毎時のとき、
制動装置の操作を開始した場所から三メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。

道路交通法施行規則とは、
道路交通法 及び道路交通法施行令 の規定に基づき、並びにこれらを実施するために定めた規則

2年以内に施行(H27.6.13までに)
危険な違反を繰り返す自転車利用者に講習を実施
信号無視や遮断踏切立入、飲酒運転など悪質な違反を2回以上繰り返す自転車利用者に
公安委員の実施する講習の受講を義務づけ。未受講者は罰金刑が適用される」んだとか。

附則(平成二五年六月一四日法律第四三号)抄
(自転車運転者講習の受講命令に関する経過措置)
第五条  新法第百八条の三の四の規定は、附則第一条第三号に掲げる規定の施行の日以後に自転車の
運転に関し新法第百八条の三の四に規定する危険行為を反復してした者について適用する。

警告・科料を通り越して、罰金刑ですよ。
懲役刑に匹敵することですから、そりゃ前科が付きますわな。
検察もどんどん起訴をしていくということですので、肝に銘じて自転車を利用しましょう。

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警察庁 参考資料より

道路交通法における自転車の主な交通ルール

【車道の通行方法】(道路交通法第17条、第18条、第20条、第63条の3)
○ 歩道と車道の区別のある道路では、車道の左側を通行しなければならない(ただし、自転車道があれば、自転車道を通行しなければならない)。
○ 車両通行帯のない道路では、道路の左側端を通行しなければならず、また、車両通行帯のある道路では、原則として一番左側の車両通行帯を通行しなければならない。

【歩道の通行方法】(道路交通法第63条の4)
○ 普通自転車は、道路標識等により通行することができることとされている場合のほか、以下の場合に歩道を通行することができる。
・ 運転者が、児童、幼児、高齢者等である場合
・ 車道又は交通の状況に照らし、歩道通行がやむを得ない場合
○ 歩道を通行する場合は、歩道の中央から車道寄りの部分(道路標識等により普通自転車が通行すべき部分として指定された部分(普通自転車通行指定部分)があるときは、当該普通自転車通行指定部分)を徐行しなければならず、また、普通自転車の進行が歩行者の通行を妨げることとなるときは、一時停止しなければならない。ただし、普通自転車通行指定部分については、歩行者がないときは、安全な速度と方法で進行することができる。

【信号機に従う義務】 (道路交通法第7条)

【自転車の横断の方法】(道路交通法第25条の2、第63条の6)
○ 自転車横断帯がある場所の付近においては、その自転車横断帯によって道路を横断しなければならない。また、歩行者又は他の車両等の正常な交通を妨害するおそれがあるときは、横断等をしてはならない。

【指定場所での一時停止義務】(道路交通法第43条)

【夜間のライトの点灯義務】(道路交通法第52条)

【警音器の使用】(道路交通法第54条)
○ 左右の見通しのきかない交差点や見通しのきかない曲がり角等であって、道路標識等により指定された場所等を通行しようとするとき以外には、危険を防止するためやむを得ないときを除き、警音器を鳴らしてはならない。

【2人乗りの禁止】(道路交通法第57条、都道府県公安委員会規則)

【前輪及び後輪へのブレーキの備付け義務】 (道路交通法第63条の9)

【児童又は幼児にヘルメットを着用させる努力義務】 (道路交通法第63条の10)

【酒気帯び運転等の禁止】 (道路交通法第65条)

【安全運転の義務】 (道路交通法第70条、第71条、都道府県公安委員会規則)
○ 携帯電話の通話や操作をしたり、傘を差したり、物を担いだりすることなど、ハンドル・ブレーキ等を確実に操作できず、他人に危害を及ぼすような方法で運転してはならない(そのような行為自体を禁止している都道府県もある。)


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