パンクにまつわるこぼれ話 2 (09.16追記有)


前回にも少し触れたかと思いますが、パンク時にそのまま走行を続けると、
大変な事になるというお話。

puncture5画像がちょっと見にくいですが、赤線のようにチューブが縒れ(ヨレ)ています。
この原因は、パンクしてそのまま走行したことで起こってます。

パンクしたタイヤは、リム内側でビート部の密着が外れてタイヤがリムの円周上を動きます。
その時、摩擦の力が空気の抜けたチューブを引きずり、バルブ近くに「縒れ」を作るのです。

バルブはリムにナットで固定されているから、そこの部分は動かない。
引きづられて来たチューブがそこで溜まって折り重なって縒れてしまうのです。

更に、穴や裂けを増やす原因ともなり、パッチリペアでは追い着かずにチューブ交換なんてことも。
実際に、以前、同じような状態で入ってきた自転車で、
主たるパンク穴の他に、5~6の微小穴が全体に広がっていて、
あえなくチューブ交換となった例があります。

画像からもお分かり頂けると思いますが、
バルブと、リムのバルブ穴の位置がこれだけずれ、縒れもこれだけ出来てしまうのです。
幸いにも、この自転車は1カ所の穴だけでパンク修理は済んだが、
タイヤの内側とチューブの擦れたカスがたくさん溜まっていたので、
どこかの部分が薄くなっていたり、荒れていたり、
近い将来に自然パンクが発生するかもしれない事をお客様には説明。
次回はチューブ交換となることも付け加えておきました。

追記(2013.09.16)
puncture6パンクしたタイヤはビートの押さえが緩み、
リム回転と反する動きを見せます。

それは、
前進時の接地面に対しリムは後方向へ動き、
タイヤは接地面との摩擦抵抗により、
留まろうとする力が働き、リムとの回転差が生じてズレが起きます。

チューブも、リムとタイヤの間でタイヤとの摩擦抵抗により少しづつ引きずられ、
タイヤと同じ方向へズレていきます。
チューブは、バルブがリムのバルブ穴にナットで固定されているので、
フリーな部分で空気が抜けてたるんだ分や伸びによってバルブ後方に、
しわ寄せがきます。それが「縒れ」となります。

実際、バルブナットを外していくと、バルブが傾斜していくことが多く、
上図のように外してみると、バルブとバルブ穴にこれだけのズレが出る場合もあります。

これだけ、タイヤ内部では色々な動きをしているのです。
チューブの「縒れ」は「折れ」でもあるし、摩擦によってチューブのその部分が薄くなる。
間違いなく、近々に自然パンクが起きて然り。それも次々と・・・チューブ交換ですな。

パンクしたらすぐ止めて、自転車から降車してゆっくりとふらつかないよう真っ直ぐに、
そしてパンクした車輪側にはなるべく荷重をかけないように押して歩く。

空気の少ない状態も、パンクで走っている状態に近いので、
チューブもタイヤも寿命が極端に短くなります。

空気の入り具合は、いつも確認して適正に!


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